2011-08-03 第177回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
しかしながら、安全操業区域内において日本漁船の漁具、漁網がロシアのトロール船によってかき回され、紛失、破網の被害が毎年発生しております。その被害額も現在まで四千四百万円になっており、安全操業交渉や洋上会談等において問題提起と補償を求めておりますが、解決に至っておりません。
しかしながら、安全操業区域内において日本漁船の漁具、漁網がロシアのトロール船によってかき回され、紛失、破網の被害が毎年発生しております。その被害額も現在まで四千四百万円になっており、安全操業交渉や洋上会談等において問題提起と補償を求めておりますが、解決に至っておりません。
特にロシアのトロール船の問題でありますけれども、先ほども申し上げましたけれども、ロシアのトロール船と日本漁船が競合する安全操業区域で、根室海峡が名実ともに安心、安全な海峡であってほしいというふうに願っております。あわせて、漁業活動を通じて友好関係が醸成されることによって、領土交渉にプラスに作用すれば大変うれしいことだなというふうに思っています。
ならば、今後の日ロ交渉の際に、漁業者のために安全操業区域の拡大を求めるとか、あるいは、スケソウがこの近くでなくなった最大の理由はロシアの大型トロール漁船が大量捕獲をしているからでありますので、そういった大型トロール漁船の操業を規制してもらうとか、あろうかと思います。資源回復策を含めた対策が望まれるわけであります。 これは、折しも北方領土の日の十日前でありました。
ここは我が国の領海より外の沖合水域での被害が対象になっているわけですが、北方四島の安全操業区域は本来は我が国の領海だと、我が国の領土だという立場でこれまでやってきているわけですし、ところがロシアが実効支配していると。それで、この加害船が特定した場合にこの処理委員会で扱う対象になるんでしょうか。
北方四島の安全操業区域では九九年から二〇〇二年までの間で延べで八十六隻、二千百六万円の被害、漁具被害が出ています。この被害補償が一件もされていないんですね。何が障害になっているのでしょうか。水産庁長官。
これは今の安全操業区域内と想定されている内だけか、外もあるということなんですか。
○永田参考人 わしらとしては安全操業区域と確認して操業をやっています。それで、警戒はしています。でも、ライン外で操業しているから絶対に安心だと思ってやっていると、突然、航海灯が見えずに、五分ぐらいになって見えたから、警備艇か何か確認——わきに来てから警備艇とわかったのです。